作成日: 2026/4/17 更新日:2026/4/17
指定校推薦をやめた方がいい?メリットやデメリット、向いている人の特徴を解説

「指定校推薦はやめた方がいい」と聞いて、不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
指定校推薦は、合格率が高く、一般入試よりも早く進学先が決まる入試制度です。
しかし、「後悔する」「やめた方がいい」といった声を見て、迷ってしまう人もいるでしょう。
この記事では、指定校推薦の仕組みをはじめ、「やめた方がいい」と言われる理由や、指定校推薦を利用するメリットとデメリット、向いている人の特徴をわかりやすく解説します。
指定校推薦を受けるか迷っている人は、進路選択で後悔しないためにも、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
- 1 指定校推薦とは
- 2 指定校推薦は「やめた方がいい」と言われる理由
- 2-1 早く進路が決まるぶん、勉強への気持ちがゆるみやすい
- 2-2 入学後に授業についていけず苦労することがある
- 2-3 専願のため、他大学を受験できないから
- 2-4 校内選考や周囲の目がプレッシャーになることがある
- 2-5 本当にこの大学でいいのかと後悔することがある
- 3 指定校推薦のデメリット
- 3-1 推薦枠が少なく、校内選考に通らないことがある
- 3-2 評定平均や欠席日数など条件を満たす必要がある
- 3-3 指定校推薦で後悔する可能性がある
- 3-4 合格後の辞退が難しい
- 3-5 入学後に中退すると高校や後輩に影響することがある
- 4 指定校推薦を受けるメリット
- 5 指定校推薦に向いていない人の特徴
- 6 指定校推薦で後悔しないためのポイント
- 7 よくある質問
- 8 まとめ
指定校推薦とは

指定校推薦とは、大学が特定の高校に推薦枠を与え、その高校から推薦された生徒のみが出願できる入試制度です。
高校内の選考を通過した生徒が大学に出願し、面接や小論文などの試験を受けて合否が決まります。
合格率が高いことが特徴ですが、合格した場合は基本的に辞退できない点には注意が必要です。
指定校推薦のスケジュール
時期 | 内容 |
|---|---|
高校3年春〜夏 | 指定校推薦の説明・評定確認 |
7〜9月頃 | 校内選考 |
9〜10月頃 | 推薦者決定 |
10〜11月頃 | 大学へ出願 |
11〜12月頃 | 面接・小論文など |
11〜12月頃 | 合格発表 |
4月 | 入学 |
指定校推薦は一般入試よりも早い時期に進路が決まります。
選考の流れ
- 高校で指定校推薦の募集が発表される
- 校内選考に応募
- 校内選考(成績・面接・志望理由など)
- 校内選考通過→推薦決定
- 大学へ出願
- 面接・小論文・書類審査
- 合格発表
大学の試験よりも、校内選考を通過できるかどうかが最大のポイントになります。
指定校推薦で評価されるポイント
評価項目 | 内容 |
|---|---|
評定平均 | 最も重要な評価基準 |
出席状況 | 欠席・遅刻が少ない |
学校生活の態度 | 授業態度、提出物など |
部活動・委員会 | 継続して活動していると評価されやすい |
志望理由 | 大学・学部を志望する理由 |
面接 | 人柄、将来の目標 |
小論文 | 思考力・文章力 |
指定校推薦では、試験の点数だけではなく、高校生活の取り組みが総合的に評価されます。
指定校推薦は「やめた方がいい」と言われる理由

指定校推薦は合格率が高く、一般入試よりも早く進学先が決まるという大きなメリットがあります。
しかし一方で、「やめた方がいい」と言われることも少なくありません。
その理由は、合格が決まる時期が早いことや、専願であることなど、制度特有の特徴が関係しています。
実際には多くの人にとってメリットの大きい制度ですが、人によってはデメリットが大きく感じられる場合もあります。
ここでは、指定校推薦を「やめとけ」と言われる主な理由をわかりやすく解説します。
早く進路が決まるぶん、勉強への気持ちがゆるみやすい
指定校推薦は一般入試よりも早く進学先が決まるため、合格後に勉強量が減ってしまい、学力が低い状態で大学に入学するケースが多いと言われています。
一般入試の受験生は2月頃まで勉強を続けますが、指定校推薦の場合は秋頃に合格が決まることが多く、その後に勉強のモチベーションが下がってしまう人も少なくありません。
特に英語や数学のような積み重ねが必要な科目は、数か月勉強しないだけでも理解度が落ちてしまうことがあります。
そのまま大学に入学すると、基礎学力が十分でない状態で授業を受けることになり、入学後に苦労する原因になることもあります。
そのため、指定校推薦で合格した後も勉強をやめるのではなく、英語・数学・国語などの基礎科目の復習や、大学で学ぶ分野の予習をしておくことが重要です。
合格後から入学までの過ごし方が、大学入学後の学習に大きく影響します。
入学後に授業についていけず苦労することがある
指定校推薦で入学した場合、入学後に授業についていけず大変だと感じる人もいます。
その主な理由は次の通りです。
- 合格から入学までの期間が長く、勉強量が減って学力が落ちることがある
- 大学の授業は専門的で、高校よりも難易度が高い
- 一般入試で入学した学生との学力差を感じることがある
特に理系学部では、数学や物理の基礎が理解できていないと授業についていくのが難しくなることがあります。
そのため、「指定校推薦で入学したら大変だった」という声が出ることもあります。
ただし、これは指定校推薦だから必ず起こるわけではありません。
入学前に基礎科目の復習や予習をしておけば、多くの場合は問題なく授業についていくことができます。
早く進路が決まるメリットを活かして、大学の勉強に向けた準備期間にすることが大切です。
専願のため、他大学を受験できないから
指定校推薦は基本的に校内選考を通過して大学へ推薦が決まった時点で、「専願」であり、合格した場合は必ずその大学に進学することが前提となります。
そのため、一般入試のように複数の大学を受験して比較することができません。
例えば、「後から別の大学に行きたくなった」「もっと上のレベルの大学を目指せたかもしれない」と感じても、指定校推薦を辞退することは原則できません。
辞退すると高校の信用問題にも関わるため、学校からも強く止められることが多いです。
そのため、将来の進路や学びたい内容をよく考えずに指定校推薦を選ぶと、後悔する可能性があると言われています。
校内選考や周囲の目がプレッシャーになることがある

指定校推薦は、校内選考によって限られた枠を争う仕組みです。
そのため、同じ大学を希望する生徒が複数いる場合、校内で競争が起こり、精神的な負担を感じることがあります。
また、早く進路が決まることで、周囲からさまざまな反応を受けることもあります。
- 「いいな」「うらやましい」といった肯定的な反応
- 「勉強しなくていいから楽だよね」といった否定的な言葉
このような言葉がストレスになる人も少なくありません。
指定校推薦は、日頃の成績や学校生活の積み重ねが評価される入試制度ですが、周囲の目や環境によってプレッシャーを感じやすい側面があることも理解しておく必要があります。
本当にこの大学でいいのかと後悔することがある
指定校推薦は、「受かりやすそうだから」「早く進路を決めたいから」といった理由で選ばれることがあります。
しかし、このような選び方は入学後の後悔につながるケースがあります。
実際によくある例としては、次のようなものがあります。
- 思っていた授業内容と違った
- 学びたいことがあまりなかった
- 大学の雰囲気が自分に合わなかった
特に注意したいのは、「大学名」やイメージだけで進学先を決めてしまうケースです。
指定校推薦は原則として進学先を変更できないため、事前の確認が不十分だとミスマッチがそのまま大学生活に影響します。
後悔を防ぐためには、偏差値や知名度だけで判断するのではなく、以下の点まで具体的に調べておくことが重要です。
- 学部・学科で学べる内容やカリキュラム
- 取得できる資格
- 卒業後の進路や就職先の傾向
- 通学のしやすさや学習環境
指定校推薦は進路が早く決まる分、「選び直しができない入試」です。
そのため、受かりやすさではなく、自分が本当に学びたい内容かどうかを基準に判断する必要があります。
指定校推薦のデメリット

指定校推薦は合格率が高く、一般入試よりも早く進学先が決まるという大きなメリットがあります。
しかし、すべての人にとって最適な入試制度とは限りません。制度の特徴を理解せずに利用すると、後悔につながる可能性もあります。
特に、校内選考の競争や進学後の進路変更の難しさなど、指定校推薦ならではの注意点もあります。
ここでは、指定校推薦を利用する前に知っておきたい主なデメリットをわかりやすく解説します。
推薦枠が少なく、校内選考に通らないことがある
指定校推薦は、大学ごとに高校へ与えられる推薦枠が決まっています。
多くの場合、1学部につき1人〜数人程度と非常に少ないため、校内選考の段階で競争になることがあります。
校内選考では主に次のような要素が評価されます。
- 評定平均(高校の成績)
- 出席状況
- 部活動や委員会活動などの実績
- 学校生活の態度や素行
- 志望理由や将来の目標
大学の入試で落ちる可能性は低いといわれていますが、実際には高校内の選考が最もハードルになる場合が多いです。
希望者が多い人気大学や学部では、校内選考で落ちてしまうケースもあります。
評定平均や欠席日数など条件を満たす必要がある

指定校推薦は誰でも出願できるわけではなく、あらかじめ設定された条件を満たす必要があります。
多くの大学では、次のような基準が設けられています。
- 評定平均(例:4.0以上など)
- 欠席日数の上限(一定日数以内)
- 遅刻・早退の回数
- 学校生活の態度や素行
これらの条件を満たしていなければ、そもそも校内選考に応募できない場合もあります。
また、条件を満たしていても、同じ大学を希望する生徒が複数いる場合は、その中でさらに選考が行われます。
評定平均は高校1年生からの成績が積み重なって決まるため、「高校3年生になってから頑張る」では間に合わないケースもあります。
このように、指定校推薦は早い段階から継続的に努力していることが前提となる入試制度であり、直前の対策だけでは対応しにくい点がデメリットといえます。
指定校推薦で後悔する可能性がある
指定校推薦は進路が早く決まるメリットがある一方で、「もっと他の大学も検討すればよかった」と感じる人もいます。
特に後悔しやすいケースとしては、次のようなものがあります。
- 本当に行きたい大学ではなかった
- 偏差値だけで進学先を決めてしまった
- 学びたい分野と学部の内容が合っていなかった
- 周囲が一般入試で挑戦しているのを見て迷いが出た
大学は4年間通う場所なので、「合格しやすいから」という理由だけで決めると後悔する可能性があります。
大学のカリキュラムや研究内容などもよく調べたうえで判断することが大切です。
合格後の辞退が難しい

指定校推薦は基本的に専願(合格したら必ず入学することが前提)の入試制度です。
そのため、合格後に辞退することは原則として認められていません。
辞退が難しい理由には次のような背景があります。
- 高校が大学へ「責任を持って推薦する」制度であるため
- 辞退すると高校と大学の信頼関係に影響するため
- 次年度の推薦枠に影響する可能性があるため
このため、指定校推薦で合格した場合は、基本的にその大学へ進学する必要があります。
途中で「別の大学を受験したい」と思っても変更が難しいため、指定校推薦を利用するかどうかは、進学先に納得したうえで慎重に判断することが大切です。
入学後に中退すると高校や後輩に影響することがある
指定校推薦は、高校と大学の信頼関係をもとに成り立っている制度です。
そのため、指定校推薦で入学した学生が途中で大学を辞めてしまうと、高校の評価に影響する可能性があります。
例えば次のような影響が考えられます。
- 次年度以降の指定校推薦枠が減る
- 推薦枠そのものがなくなる可能性
- 後輩が同じ大学を目指しにくくなる
もちろん個人の事情で中退すること自体は可能ですが、こうした背景があるため、途中で辞めることに心理的なプレッシャーを感じる人もいると言われています。
進学後に後悔しないよう、学びたい内容をよく考えて大学を選ぶことが重要です。
指定校推薦を受けるメリット

指定校推薦にはいくつかのデメリットもありますが、それ以上に大きなメリットがあるため、多くの高校生が利用している入試制度です。
特に、合格率の高さや受験の負担の少なさなどは、一般入試にはない大きな特徴といえるでしょう。
ここでは、指定校推薦を利用することで得られる主なメリットをわかりやすく解説します。
一般選抜より合格の可能性が高い
指定校推薦の最大のメリットは、合格率が非常に高いことです。
高校の校内選考を通過して大学に推薦されれば、大学側で不合格になるケースは多くありません。
これは、指定校推薦が高校と大学の信頼関係を前提とした制度であるためです。
高校側が「この生徒なら問題なく大学生活を送れる」と判断した生徒を推薦するため、大学側もその評価を尊重する傾向があります。
そのため、一般入試のように高い倍率の中で競争する必要がなく、比較的安定して大学進学を目指せる入試制度といえます。
受験の精神的負担が少ない

指定校推薦では、一般入試のように長期間の受験勉強や複数回の試験を受ける必要がありません。
多くの場合、面接や小論文などの試験で合否が決まるため、学科試験の負担が少ないことが特徴です。
そのため、
- 長期間の受験勉強によるストレスが少ない
- 何校も受験するプレッシャーがない
- 合否を何度も経験する精神的負担が少ない
といったメリットがあります。
受験の精神的な負担が軽くなることで、高校生活の最後の時間を比較的落ち着いて過ごせる点も、指定校推薦の魅力の一つです。
進路が早く決まり、残りの高校生活を落ち着いて過ごせる
指定校推薦は、秋頃(9〜11月頃)に合否が決まることが多いため、一般入試よりもかなり早く進路が決まります。
早く進路が決まることで、次のようなメリットがあります。
- 受験勉強のプレッシャーから早く解放される
- 残りの高校生活を有意義に過ごせる
- 大学入学に向けた準備を早く始められる
例えば、大学の勉強に備えて英語や専門分野の基礎を学んだり、資格取得やアルバイトなどに時間を使うこともできます。
このように、早く進路が決まることで、余裕をもって大学生活の準備ができる点も、指定校推薦の大きなメリットといえるでしょう。
指定校推薦に向いていない人の特徴

指定校推薦はメリットの大きい入試制度ですが、すべての人に適しているわけではありません。
自分の状況や考え方によっては、別の入試方式の方が合っている場合もあります。
ここでは、向いていない人の特徴と、判断するためのポイントを整理します。
指定校推薦をやめた方がいい人の特徴
まずは、指定校推薦に向いていない可能性がある人の特徴を確認します。
これらに当てはまる場合は、慎重に判断することが必要です。
特徴 | 内容 |
進学先をまだ決めきれていない人 | 進学したい大学や学びたい分野が明確でない状態で指定校推薦を選ぶと、 入学後に「思っていた内容と違う」と感じる可能性があります。 |
他大学と迷っている人 | 指定校推薦は専願であることが多く、合格後は原則として辞退できません。 他の大学にも興味がある場合は、無理に決めない方がよいことがあります。 |
合格後に勉強しなくなりそうな人 | 進路が早く決まることで学習習慣が崩れると、入学後に苦労する原因になります。 |
評定平均や欠席日数などの条件に不安がある人 | 出願条件や校内選考の基準を満たせない場合、そもそも推薦を受けられない可能性があります。 |
指定校推薦は「確実に進学先を決めたい人」に向いている制度ですが、準備や適性が不足していると逆にリスクになることがあります。
迷っている人がチェックしたい判断ポイント
指定校推薦を選ぶか迷っている場合は、いくつかの観点から整理して判断することが重要です。
観点 | 確認するポイント |
進学意思 | 合格したらその大学に必ず進学したいと思えるか |
学びたい内容 | 学部・学科の内容に興味があるか |
条件面 | 評定平均や欠席日数などの条件を満たせそうか |
入学後の姿勢 | 合格後も勉強を続ける意識があるか |
これらを一つずつ確認することで、自分に合っているかどうかが見えてきます。
また、進路は一人で決めるものではありません。
担任や進路指導の先生、家族に相談することで、自分では気づかなかった視点を得ることができます。
特に指定校推薦は学校との連携が重要になるため、早めの相談が判断の質を高めます。
指定校推薦で後悔しないためのポイント

指定校推薦を利用する場合は、事前の判断と準備によって満足度が大きく変わります。
ここでは、後悔を防ぐために押さえておきたいポイントを解説します。
大学名だけで決めない
大学名や知名度だけで進学先を選ぶと、入学後にミスマッチが起こる可能性があります。
有名な大学であっても、自分の興味と合っていなければ学習意欲は続きにくくなります。
特に学部によって学べる内容は大きく異なるため、「どこで学ぶか」よりも「何を学ぶか」を優先して考えることが重要です。
進学先は4年間通う場所であるため、表面的な印象ではなく中身を重視して判断する必要があります。
学部・学科で学べる内容を確認する

同じ大学でも、学部や学科によってカリキュラムや進路は大きく異なります。
確認事項 | 内容 |
カリキュラム | どのような授業があるか |
研究分野 | どのテーマを学べるか |
資格 | 取得できる資格や免許 |
進路 | 卒業後の就職先や進学先 |
これらを事前に調べておくことで、「思っていた内容と違う」というミスマッチを防ぐことができます。
大学選びでは、パンフレットだけでなく公式サイトやオープンキャンパスの情報も活用すると判断しやすくなります。
合格後も勉強を続ける意識を持つ
指定校推薦は早い時期に進路が決まるため、その後の過ごし方が重要になります。
合格後に学習をやめてしまうと、入学後の授業についていけなくなる可能性があります。特に英語や数学などの基礎科目は継続が重要です。
進学先が決まった後は、次のような意識を持つことが大切です。
- 英語・国語など基礎科目の復習を続ける
- 大学で学ぶ分野の基礎知識に触れておく
- 読書や調べ学習で思考力を維持する
早く進路が決まるメリットを活かし、「準備期間」として活用することが重要です。
家族や先生とよく相談して決める

指定校推薦は個人の判断だけで決めるのではなく、周囲と相談しながら進めることが重要です。
特に高校の先生は、過去の合格実績や大学との関係性を把握しているため、現実的なアドバイスをもらうことができます。
相談することで得られるメリットは次の通りです。
- 客観的な視点で進路を判断できる
- 自分では気づかなかった選択肢が見つかる
- 校内選考や出願の流れを具体的に把握できる
指定校推薦は学校との連携が前提となる制度です。
早い段階から相談を重ねることで、納得のいく進路選択につながります。
よくある質問

指定校推薦について調べていると、「本当に自分に向いているのか」「デメリットはあるのか」など、さまざまな疑問を持つ人も多いでしょう。
ここでは、指定校推薦に関してよくある質問を取り上げ、ポイントをわかりやすく解説します。
「指定校推薦は嫌われる」と言われる理由とは?
インターネット上では、「指定校推薦は嫌われる」という意見を見ることがあります。
しかし、実際に制度自体が問題視されているわけではありません。
そう言われる理由として、主に次のような背景があります。
- 一般入試より早く進路が決まるため、周囲との温度差が生まれる
- 「楽をして大学に入った」と誤解されることがある
- 受験勉強を続けている友人に気を遣う場面がある
ただし、指定校推薦も日頃の成績や学校生活の評価が必要な入試制度です。
高校で努力してきた結果として推薦される制度であり、決して「簡単な入試」というわけではありません。
指定校推薦はお金がかからない?
指定校推薦は「お金があまりかからない」と言われることがありますが、完全にお金がかからないわけではありません。
ただし、一般選抜のように複数大学を受験しないため、結果的に受験費用が少なくなるケースが多いです。
ここでは、一般選抜・公募推薦・総合型選抜・指定校推薦でかかる費用を比較します。
費用項目 | 一般選抜 | 公募推薦 | 総合型選抜 | 指定校推薦 |
|---|---|---|---|---|
受験料(検定料) | 複数回必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
共通テスト受験料 | 必要な場合あり | 必要な大学あり | 基本不要 | 不要 |
調査書発行費 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
受験時の交通費・宿泊費 | 複数回分 | 1回〜数回 | 1回〜数回 | 1回 |
合計費用 | 高くなりやすい | 中程度 | 中程度 | 比較的安い |
指定校推薦は、受験する大学が1校のみで併願もしないため、結果的に受験費用が最も少なくなることが多い入試方式です。
ただし、入学金や授業料などの学費はどの入試方式でも必要になるため、「大学に進学するお金がかからない」というわけではない点は理解しておきましょう。
まとめ

本記事では、指定校推薦について、やめた方がいいと言われる理由やデメリット、メリットなどの観点から解説しました。
解説した中でも、指定校推薦を検討するうえで重要なポイントを最後に整理します。
- 指定校推薦は合格率が高く、大学で不合格になるケースは少ない入試制度
- 専願のため他大学を受験できないなど進路の自由度が低い
- 推薦枠は少なく、実際には校内選考が最も大きなハードルになることが多い
- 合格後の辞退は原則できず、進学先を慎重に決める必要がある
- 進学後に後悔しないためには、大学や学部の内容を十分に調べておくことが重要
- 合格後も学習を継続し、大学の授業に備えることが大切
指定校推薦は、うまく活用すれば大きなメリットのある入試制度ですが、人によっては向き・不向きもあります。
制度の特徴を理解したうえで、自分の進路や将来の目標に合った選択をすることが大切です。
本記事が、指定校推薦を検討している受験生や保護者にとって、進路選択を考える際の参考になれば幸いです。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。