作成日: 2025/3/28 更新日:2025/9/22
総合型選抜(AO入試)での部活動経験の活用法!やってないと不利?

総合型選抜(AO入試)を目指す中で、多くの学生が「部活動の経験をどう活用すればいいのか?」「部活動をやってないと不利になるのか?」と不安を抱えていることでしょう。
本記事では、総合型選抜(AO入試)における部活動の経験の重要性を解説し、実績を効果的にアピールする方法について具体的な例文を用いながら徹底解説します。
また、部活動をやってない方に向けて、部活動の実績がなくても総合型選抜(AO入試)でアピールできるポイントを見つける方法も解説します。
この記事を通して、総合型選抜(AO入試)で自分の経験や強みを最大限に活かすためのヒントを得て、あなたの不安を解消して志望校合格を目指しましょう。
なお、部活動の有無にかかわらず、総合型選抜を受験するには様々な準備が必要となっています。
総合型選抜で必要となる準備や出願書類について改めて知っておきたい人は、以下のリンクより「総合型選抜の始め方ガイド」をチェックしてみてください。
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この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
- 1 総合型選抜(AO入試)における高校での課外活動実績の重要性
- 2 総合型選抜(AO入試)における部活動の実績の活かし方
- 3 部活動の実績を効果的にアピールする際の例文
- 4 部活動をやってない、実績がない人の対処法
- 5 総合型選抜と部活動についてよくある質問
- 5-1 総合型選抜(AO入試)と学校推薦型選抜(公募推薦)における部活動の評価の違いとは?
- 5-2 全国大会出場経験が大学の評価にどのように影響するか
- 5-3 全国大会に出ていない場合は実績になりますか?
- 5-4 生徒会で活動した時の実績は活かせるか
- 5-5 志望学部・学科と関連性の薄い部活動の経験は合格に役立ちますか?
- 5-6 部活動を途中でやめたことは総合型選抜(AO入試)で不利になるのか
- 6 まとめ
総合型選抜(AO入試)における高校での課外活動実績の重要性

総合型選抜(AO入試)における高校での課外活動実績の重要性は非常に大きいです。AO入試では、学業成績だけではなく、受験生の人間性や社会的な適応力、将来に対する意欲など、多角的な評価が行われます。そのため、高校で行った課外活動が合格の鍵を握る重要な要素となります。
AO入試)においては、学業の成績だけでなく、課外活動を通じてどのように自分を表現し、どれだけ成長してきたかが評価されます。部活動やボランティア活動、地域貢献など、学業外での活動が受験生の人間性や社会的な適応力を示す貴重な証拠となり、それが合格に繋がる可能性を大いに高めます。そのため、高校時代に積極的に課外活動に参加し、その経験をしっかりとアピールすることが、AO入試での成功に繋がるでしょう。
ポイント | 詳細説明 |
個性や意欲のアピール | AO入試では学業成績だけでなく、受験生の人間性や社会的適応力、意欲を評価します。課外活動は、受験生の個性や意欲を示す重要な要素です。 |
リーダーシップのアピール | 部活動や生徒会、ボランティア活動でのリーダーシップや協調性、責任感を証明できます。これらのスキルは、大学や社会で必要とされる資質として評価されます。 |
社会貢献のアピール | ボランティア活動や地域貢献活動は、受験生の社会的意識や他者への責任感を示す証拠となります。これにより、受験生の人間力を評価できます。 |
学問に対する深い興味・関心の証明 | 学問に関連した課外活動(科学部、文学部など)に参加することで、学問への関心や意欲を示せます。これらの活動が、大学での学びに対する真摯な姿勢を証明します。 |
自己成長の証明 | 課外活動の過程で得た成長や経験を語ることで、受験生の成長の証明や将来性を示すことができます。困難をどう乗り越えたかというストーリーが大学側に評価されます。 |
課題解決能力 | 課外活動で直面した問題をどのように解決してきたか、その過程でどのように思考し行動したかを示すことができます。これにより、受験生が持つ課題解決能力や粘り強さ、継続力を評価してもらえます。 |
物事に取り組む姿勢・継続力 | 総合型選抜(AO入試)において、物事に取り組む姿勢と継続力は非常に重要な評価ポイントです。これらは、受験生が直面する課題にどのように取り組み、困難をどれだけ乗り越えてきたかを示す証拠となり、大学側が求める学生像に大きく影響します。 |
総合型選抜(AO入試)における部活動の実績の活かし方

部活動の経験を総合型選抜(AO入試)で活用するためには、まず自己分析が重要です。自分の活動を振り返り、部活動で培ったスキルや価値観を明確にしましょう。
例えば、キャプテンとしてのリーダーシップや、チームでの協力を通じて得たコミュニケーション能力など、具体的にどのような能力を得たのかを整理します。
次に、部活動での経験がどのように志望校での学びや将来に役立つかを考えることが必要です。
具体的なエピソードを交えながら、自分の強みを効果的にアピールできるように準備し、部活動から学んだことをどのように今後に活かすかを伝えると、説得力が増します。
これらの準備を通じて、部活動の経験を総合型選抜(AO入試)で最大限に活用できるようになります。
部活動を強みにしやすいケース
ステップ | 内容 | 目的 |
1. 自己分析と結びつける | 部活動の経験を振り返り、自分がどのように成長したかを整理 | 自分の成長を明確にし、学問や目標に繋げるための土台作り |
2. 学問への意欲をアピールする | 部活動での経験が学問への意欲や興味にどう影響を与えたかを示す | 学問に対する意欲を具体的に示し、大学に対する姿勢をアピール |
3. 成果やエピソードを強調する | 部活動での具体的な成果(大会成績など)や印象的なエピソードを紹介 | 実績を通じて、努力家で成果を上げられる人物であることを証明 |
4. チームでの協力や対人スキルを強調する | チームワークやコミュニケーション能力をアピール | 協調性や対人スキルを示し、大学生活における活躍をイメージさせる |
5. 将来のビジョンと関連性を示す | 部活動で得た経験が将来のビジョンやキャリアにどう繋がるかを説明 | 将来性をアピールし、長期的な視点での成長を示す |
6. 独自性をアピールする | 他の受験生と差別化できる独自の経験や視点を強調 | 独自性を際立たせ、大学側に印象深い人物としてアピール |
部活動が特に強みとしてアピールしやすいケースをいくつか紹介します。これらの要素は、選考委員が注目するポイントであり、自己推薦書や面接で積極的に伝えるべきです。
全国大会や県大会での活躍経験がある
大会での好成績や優れた成果を出した経験は、大きなアピールポイントになります。特に、全国大会や県大会での活躍は、努力や成果を証明する強力な証拠です。例えば、「全国大会に出場し、チームの中で重要な役割を担った」というような具体的なエピソードを述べると説得力が増します。
部長や副部長などの役職を務めた
部活動においてリーダーシップを発揮した経験は、高く評価されます。部長や副部長として活動した経験は、組織を牽引する力を示すものであり、リーダーシップやマネジメント能力をアピールする材料となります。リーダーシップを発揮した具体的なエピソード(例:新しい練習方法を導入し、チームの成績を向上させた)を紹介することで、さらに印象を深めることができます。
チームをまとめるリーダーシップを発揮した
部活動では、必ずしも役職に就いていなくても、チームをまとめる役割を担うことがあります。仲間をサポートし、チームワークを重視して活躍した経験は、協調性やコミュニケーション力を示す材料となります。例えば、「チーム内での役割分担を明確にし、全員が力を発揮できるようサポートした」といった具体例を挙げると良いでしょう。
学業と部活動を両立させた実績がある
学業と部活動を両立させることは、時間管理能力や自己管理能力を証明する重要な要素です。忙しい中でも部活動と学業をきちんと両立させたことをアピールすることで、自己管理能力や計画性を評価されます。例えば、「大会の準備と試験勉強を並行して行い、どちらも成果を上げることができた」といった具体的な実績を紹介することが大切です。
競技レベルが低くてもアピールできる方法

部活動の成果は必ずしも大会成績だけで評価されるわけではありません。競技レベルが低い場合でも、他の側面で十分にアピールできます。
3年間継続したことで得た忍耐力や努力の姿勢
部活動を長期間続けたこと自体が評価されることもあります。継続することで得られる忍耐力や努力の姿勢は、どのような場面でも有効なスキルです。例えば、「毎日の練習に忍耐強く取り組み、苦しい時期でも続けることで自分を成長させた」といったエピソードを述べると良いでしょう。
チーム内でのサポート役としての貢献
競技成績があまり良くなくても、チーム内で重要なサポート役として活躍した経験は貴重です。練習の雰囲気を作り、チームメンバーを励ましたり、他のメンバーの成長をサポートする役割も、十分に評価されます。例えば、「他のメンバーが苦しんでいる時に励まし、全員が一丸となって取り組む環境作りを行った」といった具体的な貢献を紹介しましょう。
部活動を通じて学んだコミュニケーション能力
部活動では、チームメイトとの密なコミュニケーションが求められます。コミュニケーション能力は、社会に出てからも大きな強みとなるスキルです。例えば、「部活動を通じて、相手の意見を尊重しながら自分の意見を伝える方法を学び、チーム内で円滑なコミュニケーションを図った」といった具体的なエピソードを盛り込むことが効果的です。
部活動経験を効果的にアピールする方法
部活動での経験をより効果的にアピールするためには、具体的なエピソードと自分の成長を結びつけて伝えることが重要です。以下の方法でアピールポイントを強調しましょう。
「継続力」「リーダーシップ」をどう表現するか
例:「私は3年間、○○部に所属し、困難な状況でも諦めずに努力を続けました。」
例:「部長として、チームの士気を高めるために練習メニューを工夫しました。」
部活動を通じて自分がどのように努力したのか、どんな結果を出したのかを具体的に伝えます。また、役職に就いていなくても、どのようにチームを支えたかを説明することが大切です。
役職・大会成績がなくても評価される工夫
部活での役割や工夫した点を具体的に説明します。また、その経験を大学でどう活かすかを示すことで、説得力が増します。
自己推薦書・志望理由書の書き方
「なぜその部活動を続けたのか」
「部活動でどんな成長をしたのか」
「その経験を大学でどう活かしたいのか」
これらを明確に書くことで、部活動が自身の成長にどれだけ寄与したかを示し、志望理由に結びつけます。
面接で伝えるべきエピソード
面接では、チームで協力した経験や、苦労したことを乗り越えた話をすることで、実践的な能力をアピールします。自分なりに考えた工夫や改善策を具体的に伝え、問題解決能力やリーダーシップを強調しましょう。
部活動は、学業だけでは伝わらない多くのスキルや成長を示す重要な要素です。全国大会の成績や役職の有無にかかわらず、自分の部活動での経験をどのように活かし、成長したのかを具体的にアピールすることが重要です。これらの経験をしっかりと整理し、志望する大学や学部にどのように貢献できるかを考えて伝えることが、AO入試の成功への鍵となります。
部活動の実績を効果的にアピールする際の例文

部活動の実績を効果的にアピールするためには、部活動での経験を活かし、具体的なエピソードを交えて、自身の成長や学びを伝えることが重要です。
ここでは、ダンス部の部長として、リーダーシップやチームワークのスキルをどのように磨いたかを具体的に述べた例をご紹介します。
例文:ダンス部の部長として活動した経験
私は部員が140名ほどいるダンス部で部長を務め、高校生活を通して部活動に積極的に取り組んできました。人数の多い部活動だからこそ大変なことはたくさんありましたが、学べたこともたくさんあります。
その中でも特に印象的だったのは、次の2つのエピソードです。
1つ目の大変だったことは、大会作品を作り上げるまでに起こる「チームメイト同士での衝突」です。各々が抱えている思いは違っていたため、意見がぶつかり合ってしまうことが多くありました。
そこで、その度にチーム全員で話し合う機会を設けて、思っていることを伝え合ったり解決策を話し合ったりすることを繰り返しました。
作品や練習態度、練習前の準備についてなど、話し合いは多岐に及びましたが、どんなことでもチームみんなで話し合うことで、人数が多くても全員の向く方向を揃え、同じ歩幅で進んでいくことができました。
これらのことをやり切った結果、私たちの代では「全国大会出場」という結果を残すことができました。
2つ目の大変だったことは「自主公演」です。私の所属していたダンス部では、年に数回、自分たちの作った作品で公演を行っていました。
生徒だけで公演やたくさんの作品を作り上げることは非常に困難で、精神的に追い込まれる部員もいました。中には気持ちが滅入って鬱状態に陥ってしまった生徒もいたほどです。
そこで、私は部長として、そのような部員たちに寄り添い、声を掛けて支え続けました。彼女たちの気持ちを聞き、個々にとって最善の行動が何であるかを共に考えました。
彼女たちの未来が輝くものになるよう、部活動への参加方法についても一緒に考え、全力でサポートした結果、部員全員で引退までやり切ることができました。
私はこれらの経験を通して「1人1人、考えていること、やりたいことは違っていて、それを全て叶えることはできない」ということを自らの身をもって知りました。
その上で、みんなの意見がまとまるようにどう説得したら良いのか、どんな案ならみんなが納得してくれるのかを考えることを繰り返しました。
このような自らの気付きや成長を無駄にせず活用して、部活動全体で良好な関係を築いていくことができました。
また、自分の意見や考えを言える子もいれば言えない子もいたため、考えていることを察したり、言いやすい環境で聞いたりしてあげることが大切だということにも気付けました。
これから先、大学に入って社会に出てからも、これらの経験を活かして、色々な個性を持った人と関わっていきたいと考えています。
例文の内容の解説
この例文における部活動での経験を「どんな活動をしていたのか」「どんな工夫をしたのか」「その経験を将来どう活かすのか」という観点で解説します。
どんな活動をしていたのか
この学生は、ダンス部の部長として活動していました。部員数が140名ほどの大きな部活動であり、多くのメンバーをまとめる役割を担っていました。活動内容としては、特に大会作品の作成や自主公演の実施が挙げられます。大会作品では、チームとして一丸となって練習し、大会に挑戦するという目標がありました。また、自主公演では、部員一人ひとりの協力を必要とし、イベント全体を作り上げる役割を果たしていました。
どんな工夫をしたのか
部活動で直面した大きな課題は、「チームメイト同士での衝突」や、「精神的に追い込まれる部員へのサポート」というものです。
- 衝突の解決:チームメンバーの意見がぶつかり合う場面では、部長として「話し合いの場」を設け、全員が意見を言える環境を作り上げました。この工夫によって、メンバー全員が同じ方向に向かって進むことができました。意見を尊重し合いながら解決策を見出していった点が重要です。
- 部員へのサポート:精神的に追い込まれている部員に対しては、部長として寄り添い、個別にサポートしました。部員一人ひとりと向き合い、最善の行動を一緒に考えることで、部員全員が引退まで活動を続けることができました。このようなサポートを通じて、チームの士気を高める工夫をしました。
その経験を将来どう活かすのか
この学生は、部活動を通じて得た気づきや経験を将来に活かすことを考えています。具体的には
- 「個性を尊重する」:部員それぞれの考えややりたいことが異なる中で、全員をまとめていくために、「個性を尊重しつつ、全体の意見をまとめる方法」を学びました。将来、社会に出た際には、さまざまな個性を持った人々と協力していく必要があるため、この経験が活かされると考えています。
- 「コミュニケーション能力」:異なる意見を調整し、円滑なコミュニケーションを図る力は、社会でも非常に重要なスキルです。この経験を通じて、相手の気持ちを察する力や、言いやすい環境を作る大切さを学びました。このスキルを、大学生活や社会に出た際に積極的に活用していきたいと考えています。
- 「リーダーシップ」:部活動で発揮したリーダーシップは、チームをまとめる力として活かされ、今後も困難な状況での調整役やサポート役として貢献できると考えています。
このように、部活動で得た経験は、将来のコミュニケーション能力やリーダーシップ、個性の尊重など、社会でも非常に重要なスキルとして活かすことができます。
部活動をやってない、実績がない人の対処法
部活動に参加していない、または実績がない場合でも、総合型選抜(AO入試)で合格するためには、他の活動や経験を上手にアピールすることが重要です。具体的に、以下のような方法があります。
アピール方法 | 具体的な内容 | アピールポイント |
ボランティア活動や地域活動 | 地域の清掃活動、子どもたちの学習支援などの経験 | 社会貢献への積極的な参加 協力性、コミュニケーション能力 |
生徒会活動や学校行事 | 文化祭の実行委員として企画を担当 学校の広報活動に参加、情報発信力を高めた | リーダーシップ、チームワーク 企画・運営能力 |
学業や自主的な研究活動 | 自主的に行った研究活動 自由研究や学外での発表経験 | 自主学習の姿勢 学問への関心・探求心 |
資格取得や自己学習 | TOEICやプログラミング、簿記などの資格取得 | 自己管理能力 学びへの意欲 |
志望校の特徴に合わせたアピール | 学部の求める人物像に合わせた経験の強調(例: 社会貢献活動、リーダーシップ) | 大学や学部の特徴に合わせた適切なアピール |
最も重要なのは、志望する大学や学部が求める人物像に合わせて自分の経験をアピールすることです。たとえば、もし志望する学部が「社会貢献活動を重視している」といった特徴がある場合、ボランティア活動や地域貢献に関する経験を強調すると良いでしょう。また、「リーダーシップを重視している」と感じる場合は、生徒会活動やプロジェクトリーダーの経験を前面に出すと、より効果的です。
なお、年内入試ナビの会員に無料でお配りしている「総合型選抜の始め方ガイド」では、いくつかの質問に答えるだけで総合型選抜への適性をチェックできるようになっています。
部活動をしていなかったり、実績がなかったりして不安に感じている人は、自分が総合型選抜に向いているかどうかを以下でチェックしてみてください。
総合型選抜と部活動についてよくある質問

ここからは、学生がよく抱く次のような疑問を解消するための具体的なアドバイスを提供します。
- 総合型選抜(AO入試)と学校推薦型選抜(公募推薦)における部活動の評価の違い
- 全国大会出場経験が大学の評価にどのように影響するか
- 全国大会に出ていない場合の実績の評価方法
- 生徒会での活動実績をどのように活かせるか
- 志望学部・学科と関連性の薄い部活動の経験が入試においてどのように評価されるか
- 部活動をやめた場合に総合型選抜(AO入試)で不利になるのか
このセクションを通じて、自身の活動や経験をどのように総合型選抜(AO入試)に役立てるかのヒントを得てください。
総合型選抜(AO入試)と学校推薦型選抜(公募推薦)における部活動の評価の違いとは?
総合型選抜(AO入試)と学校推薦型選抜(公募推薦)における部活動の評価の違いをまとめます。
ポイント | 総合型選抜(AO入試) | 学校推薦型選抜(公募推薦) |
評価基準 | 部活動を含む多様な要素が評価され、総合的な人物像が重視される | 部活動での実績や成果が評価の大きな部分を占める |
重視される活動内容 | 部活動の経験を通じて得たスキルや人間性、成長過程が重要視される | 部活動での具体的な成果や貢献(表彰や大会成績)が評価される |
部活動の評価の範囲 | 部活動の内容よりもその経験から得た学びや成長が重視される | 部活動の成績や貢献が直接的な評価対象となる |
選考過程での役割 | 面接や自己アピールで部活動の経験をどう活かしてきたかを伝えることが重要 | 部活動の成績や貢献度が推薦基準の重要な要素となる |
全国大会出場経験が大学の評価にどのように影響するか
全国大会への出場経験は、総合型選抜(AO入試)において大学側に高く評価されます。
なぜなら、全国規模の大会への出場経験は、競技力が特に高い証として受け取られ、努力やリーダーシップ、チームワークの強力なアピールとなるからです。
重要なのは、単なる実績の羅列ではなく、その経験を通じて何を学び、どのように成長したかを具体的に説明することです。
全国大会で得た経験を通して得た学びや成長を具体的に示すことができれば、大学側に強い印象を与えることができます。
ただ有利にはなりますが、それだけでは合否は決まりらないので注意が必要です。
全国大会に出ていない場合は実績になりますか?
全国大会に出場していない場合でも、部活動での経験や成果は総合型選抜(AO入試)において重要な実績となります。
なぜなら、全国大会は一つの指標に過ぎず、競技の成績だけでなく、日々の練習やチームでの役割、個々の成長過程も評価対象となるからです。
例えば、部内で新しい練習方法を提案してリーダーシップを発揮し、チームのモチベーションを向上させた経験などは、自己PRの際に強力なアピールポイントとなります。
他にも、部活動を通じて得たコミュニケーション能力や問題解決力も高く評価されることがあります。
したがって、全国大会出場経験がなくても、これまでの活動を具体的に振り返り、努力や成果を自信を持ってアピールすることが重要です。
生徒会で活動した時の実績は活かせるか

生徒会での活動実績は、総合型選抜(AO入試)においても非常に有用です。生徒会での経験を通し、リーダーシップや組織運営能力、コミュニケーションスキルなど、多くの重要なスキルを育めます。
これらのスキルは、、大学が「求める人物像(アドミッション・ポリシー)」において求めていることが多く、特に活動報告書や面接において強力なアピールポイントとなります。
具体的には、イベントの企画や運営、予算管理、他の生徒との協働プロジェクトなどの経験を活かすことで、問題解決能力やチームワークの力を示すことができます。
このように、生徒会での活動経験を通じて得た教訓やいかに自分が成長したかをしっかりと具体的に述べることで、自己成長の過程をアピールし、総合型選抜(AO入試)において他の受験生との差別化を図ることが可能です。
志望学部・学科と関連性の薄い部活動の経験は合格に役立ちますか?
志望学部・学科と関連性の薄い部活動で得た経験やスキルも、総合型選抜(AO入試)において評価されることがあります。
なぜなら、大学は多様な視点や経験を持つ学生を求めており、部活動を通じて得た問題解決能力やコミュニケーション能力、リーダーシップ、チームワークも、学びの場での貢献を示す要素として重要視されるからです。
例えば、文化系の学部を志望している場合でも、スポーツ系の部活動での具体的な役割や達成した目標は、個人の成長を示すエピソードとして自己PRの際に強力なアピールポイントとして活用できます。
したがって、志望学部と直接的な関連性がないと感じる部活動であっても、自己分析を通じて、部活動で培ったスキルをどのように自分の強みとして活かせるかについて考えることが大切です。
部活動を途中でやめたことは総合型選抜(AO入試)で不利になるのか

部活動をやめたことが総合型選抜(AO入試)で不利になるかどうかは、多くの受験生が気にするポイントです。
実際には、部活動を途中でやめた理由が明確であり、他の活動に力を注いだ場合は、不利にならない可能性があります。
例えば、部活動をやめた後に新たなプロジェクトに取り組んだり、ボランティア活動に精を出したりすることで、その後にどのような成長を遂げたかを具体的に示すことができます。
総合型選抜(AO入試)では、多様な経験を通じて得た学びや成長が重視されるため、部活動をやめたことをマイナスに捉えず、ポジティブに活用することが鍵となります。
まとめ

この記事では、総合型選抜(AO入試)と部活動の関係について解説してきました。最後に、特に重要な点をまとめます。
- 部活動の経験や実績は、リーダーシップやチームワーク、問題解決能力など、多岐にわたるスキルの証明となり、合否に大きく影響します。
- 部活動をしていない場合や実績が少ない場合でも、部活動以外の課外活動や個人の興味・関心を深めた経験も評価対象となります。
- 総合型選抜(AO入試)では、これまでの経験をどうアピールするかが鍵となるので、自分の強みを見つけ出し、個々の活動や実績を通じて強みを際立たせる方法を考えることが重要です。
ここまでの内容を踏まえて作った自己PRが総合型選抜(AO入試)合格に役立つことを願っています。
最後に、以下で無料配布中の「総合型選抜の始め方ガイド」では、「総合型選抜で受かりやすい人の特徴」についても解説しています。
部活動の有無にかかわらず、総合型選抜ではどのような点が評価されるのかについて知ることができるので、気になる方はこの機会にぜひ目を通してみてください。

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この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。