年内入試ナビ

作成日: 2025/9/25 更新日:2025/9/25

総合型選抜で合格取り消しの可能性はある?事例や入学までの過ごし方を詳しく解説

総合型選抜で合格取り消しの可能性はある?事例や入学までの過ごし方を詳しく解説

「総合型選抜(旧AO入試)で合格しても、取り消される可能性はある?」

「総合型選抜(旧AO入試)合格後に、実際に取り消された事例は?」

など、総合型選抜(旧AO入試)の合格取り消しに関して気になる方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、総合型選抜(旧AO入試)合格後に取り消される可能性はあります。

今回の記事では、総合型選抜(旧AO入試)の合格取り消しでよくある事例や入学までの過ごし方について詳しく解説します。

総合型選抜(旧AO入試)の出願を検討している人や、すでに合格している人は、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

総合型選抜(旧AO入試)の合格取り消しになる2パターン

合格取り消しになる2パターン

総合型選抜(旧AO入試)で合格したとしても、取り消される可能性はあります。

合格取り消しになる主なパターンは以下の二つです。

  • 大学から合格を取り消されるケース
  • 高校から合格取り消しを大学に申し出るケース

いずれも入学者に適さないと判断された場合、合格を取り消されることがあります。

合格は進路が確定するため安心してしまいがちですが、入学までの過ごし方も非常に重要です。

トラブルが発生しないように、気をつけながら入学まで過ごすようにしましょう。

総合型選抜(旧AO入試)のよくある合格取り消し事例

合格取り消し事例

総合型選抜(旧AO入試)の合格取り消しでよくある事例は、以下の通りです。

  • 喫煙・飲酒が発覚した
  • SNSで炎上した
  • 留年・停学・退学が決まった
  • 試験のカンニングが発覚した
  • 出願書類に虚偽の事実を記述していた
  • 入学手続きが期限までに間に合わなかった

下記では、それぞれの事例について詳しく解説します。

喫煙・飲酒が発覚した

未成年の喫煙・飲酒は法律違反であり、高校の生活指導上で重大な問題です。

合格後に発覚した場合でも、高校側が推薦の責任を重く見て大学に報告するケースがあります。

特にSNSでの投稿などにより公になった場合、大学側もその人物の適性を再評価し、合格を取り消す可能性があります。

例え過去の行為でも、発覚のタイミングや内容によっては進学に影響を及ぼすため注意が必要です。

SNSで炎上した

SNSで炎上した

SNS上での不適切な投稿が拡散・炎上した場合、本人の人間性やモラルが問われます。

具体的には以下のような内容です。

  • 差別的発言(人種、性別、障害、経済環境など)
  • 暴力行為や犯罪行為の自慢(殴る・蹴る、いじめ、万引きなど)
  • 不謹慎な言動(災害や犯罪の被害者への心無い言動など)
  • 誹謗中傷(事実でなく名誉を毀損するような他人への発言、容姿や個人特性を貶める発言など)​

総合型選抜(旧AO入試)では人物評価が重視されるため、これらの行為が大学の理念や教育方針に反すると判断されれば、合格取り消しの対象になります。

本人が削除しても、第三者のスクリーンショット等で証拠が残ることも少なくありません。

そのため、SNSを利用する際は、内容が適切かどうかよく検討してから投稿することが大切です。

留年・停学・退学が決まった

総合型選抜(旧AO入試)の出願条件は、「高校卒業見込み」であることが前提です。

進級できずに留年が決まったり、停学・退学処分となったりすると、卒業が不可能または不確実になり、入学資格を満たせなくなります。

また、素行や学習態度の問題が原因での処分であれば、高校側が推薦を取り下げ、大学に申し出る場合もあります。

そのため、総合型選抜(旧AO入試)に合格した後も学業を怠らず、学校の生活態度をしっかりしましょう。

試験のカンニングが発覚した

カンニングが発覚

面接、小論文、学力検査など、総合型選抜(旧AO入試)における選考過程で不正行為(カンニング・他人の代筆など)が判明した場合、即時で合格が取り消されることがあります。

例え合格後に発覚しても、大学の信用維持の観点から厳格な対応がとられます。

不正が明確な場合は「不正受験」として記録に残ることもあり、他大学への進学にも影響する可能性があります。

出願書類に虚偽の事実を記述していた

活動実績、検定合格歴、ボランティア経験などに虚偽の記載があった場合、それが合否を左右したとみなされれば合格は無効になります。

例えば、実際には参加していない大会での「優勝」記載、ボランティア時間の水増しなどは後に発覚することもあります。

大学側が調査を行い、意図的な虚偽と判断すれば、合格取り消しや入学後の退学につながることもあるため注意が必要です。

入学手続きが期限までに間に合わなかった

入学手続き

入学金の振込や必要書類の提出など、大学が定めた手続き期限を過ぎてしまうと、理由に関わらず合格は自動的に無効になる場合があります。

手続き漏れや振込ミス、郵送遅延なども例外とはされにくいため、細心の注意が必要です。

うっかりミスでも取り返しがつかないので、スケジュール管理と早めの行動を徹底しましょう。

総合型選抜(旧AO入試)の合格後の理想の過ごし方

理想の過ごし方

総合型選抜(旧AO入試)の合格取り消しを避けるためには、ハメを外しすぎることなく、残り少ない高校生活を充実させるのがよいでしょう。

例えば以下のような過ごし方がおすすめです。

  • 大学から出ている事前課題を着実にこなす
  • 進学予定の学部に関連する基礎学力をつけておく
  • 英語検定試験の対策を行う
  • 高校の友達と遊ぶ

下記では、それぞれの過ごし方について詳しく解説します。

大学から出ている事前課題を着実にこなす

総合型選抜(旧AO入試)の合格者には、入学までに大学から課題を課されることが一般的です。

これらの課題は単なる「勉強」ではなく、大学の学びへの姿勢や意欲を測るためのものです。

未提出や著しく低水準な内容では、学ぶ準備ができていないと判断される可能性もあります。

また、課題に取り組むことで入学後の学びにもスムーズに移行でき、ミスマッチによる中退リスクも減らせます。

課題に取り組む際は、Webサイトのコピペ、生成AIのコピペなど、不正と見做されかねない取り組み方は避けましょう。

進学予定の学部に関連する基礎学力をつけておく

基礎学力をつけておく

合格後は安心して勉強の手を緩めがちですが、志望学部に関連した分野の知識を深める努力は継続させましょう。

特に文献の読解や専門用語への理解など、大学の講義で必要となる基礎知識を事前に身につけておくと、入学後の学業成績にも好影響があります。

また、大学側から提出された課題やレポートも、その分野の学習を前提に構成されているため、関連知識の不足が露呈すると「合格後の意欲の欠如」と見なされることがあります。

学部への適性と関心を持ち続けることが、合格を守るポイントです。

英語検定試験の対策を行う

学部・学科に関わらず、大学入学後も英語学習は続きます。

そのため、入学前に英語力を伸ばしておいて損はありません。

大学での課題や講義に英語文献を使うことも多く、英語力の有無が学習成果に直結します。

英語検定試験で高得点を取ることは、将来的な留学やキャリア形成にもつながる大きな資産です。

大学入学後は何かと忙しくなるので、比較的時間に余裕のあるうちに英語検定試験の対策を行っておきましょう。

高校の友達と遊ぶ

友達と遊ぶ

総合型選抜(旧AO入試)に合格した後は、適度に高校の友達と遊んでおくことをおすすめします。

別の大学に進学すると、必然的に会う回数が減ってしまうからです。

卒業前に高校の友達と遊び、高校生活最後の思い出をたくさん作りましょう。

ただし、受験が終わっていない人も中にはいます。

大学入試を控えている友達に遊びを誘うと嫌な思いにさせてしまう可能性があるので、進路が既に確定している友達に声をかけた方が無難です。

入学後、卒業後のキャリアも見据える

総合型選抜では、将来の目標や学びの方向性を重視して合否が判断されます。

合格後はその内容を形だけで終わらせるのではなく、入学後や卒業後を意識して準備を進めることが大切です。

キャリアの見通しを持つことで、大学生活の学びや活動を計画的に選択できるようになります。

  • 入学後に取りたい授業や資格を調べておく
  • 将来の進路に関連するボランティアやアルバイトに参加する
  • 卒業後のキャリアを意識し、必要なスキルを早めに学習する

合格後の過ごし方における注意点

注意点

上記に挙げた過ごし方は、あくまで理想の過ごし方です。

実際には、必ずしもその通りに過ごせるとは限りません。

ここでは総合型選抜(旧AO入試)の合格後に、最低限意識すべきことを解説します。

  • 学業成績を維持する
  • 校則や生活態度を守る
  • 学費・入学手続きに備える
  • 入学準備を計画的に進める

それぞれ見ていきましょう。

学業成績を維持する

​総合型選抜では、合格後も学業成績や学習姿勢が確認されます。

​定期試験での著しい成績低下や課題の未提出、出席率の低下は、入学取消の対象になる場合があります。

​特に留年や卒業できない事態は取り消しに直結するため注意が必要です。

​高校卒業までの期間も、これまで通り学業を継続することが求められます。

  • 定期試験で安定した成績を保つ
  • レポートや課題を期日通り提出する
  • 出席率を確保し、欠席を最小限にする
注意点
大学側の判断
留年・卒業不可 
入学資格を満たさない
赤点が多い
学習意欲不足と評価される
課題未提出
誠実さや責任感に欠けると判断される

校則や生活態度を守る

校則や生活態度を守る

大学は合格者の人物評価も重視しており、高校生活における素行不良が明らかになると合格が取り消されることがあります。

校則違反や法令違反、SNSでの不適切な投稿は、大学側が「学生として不適格」と判断する要因となります。

合格後も生活面の規律を守ることが必要です。

  • 飲酒・喫煙など未成年の法令違反をしない
  • SNSで不適切な発言や画像を公開しない
  • 学校内外でのトラブルを避ける

学費・入学手続きに備える

合格後には、入学金や授業料の納付、各種書類の提出など、期限付きの入学手続きが必要です。

これらを怠ると合格辞退扱いとなり、入学が取り消される場合があります。

手続きの漏れがないよう、家庭と連携して準備を進めることが重要です。

  • 入学金や前期授業料の納付期限を確認する
  • 健康診断書や住民票など必要書類を期限内に提出する
  • 奨学金や教育ローンの利用を早めに検討する
項目
注意点
入学金納付
期限を1日でも過ぎると辞退扱いになる場合がある
必要書類
不備や遅延があると手続きが完了しない
資金計画
納付が滞ると入学資格を失う恐れがある

入学準備を計画的に進める

入学準備を計画的に進める

合格後は自由に使える時間が増えますが、学習習慣を失うと入学後の学業に支障が出ることがあります。

生活リズムを維持しながら、大学で必要となる基礎的な学習を進めておくことが望まれます。

健康面や生活習慣の乱れも、入学後に影響を及ぼす要因となるため注意が必要です。

  • 規則正しい生活リズムを維持する
  • 英語や数学など基礎学力を補強する
  • 遊びやアルバイトも経験としつつ学習との両立を意識する

よくある質問

FAQ

総合型選抜(旧AO入試)の合格取り消しに関して、よくある質問とその回答をご紹介します。

疑問は早めに解消し、総合型選抜(旧AO入試)の合格取り消しを避けられるようにしましょう。

合格を取り消された場合はどのように動くべきですか?

総合型選抜(旧AO入試)の合格を取り消された場合は、理由によって取るべき行動が異なります。

飲酒・喫煙やSNSの炎上、試験のカンニング、出願書類の虚偽申告などで合格取り消しになった時は、大学から信頼を取り戻すのは困難です。

そのため、別の大学を受け直すことをおすすめします。

また、留年が確定した場合も、大学に相談することをおすすめします。

過去に通信制の高校に転校して無事卒業し、入学を認められたという事例があるためです。

ただし、最終的な判断は大学によって異なります。

入学手続きが間に合わない場合の対策方法は?

対策方法

入学手続きが間に合わないと分かった時点で、まず大学に問い合わせましょう。

事情を説明したり、手続きを行える日を伝えたりすることで、合格取り消しを回避できる可能性があります。

振込ミスや郵送遅延などトラブルの内容を具体的に説明することで、猶予や個別対応を得られる場合があります。

トラブルが起きた時の相談先は?

万が一トラブルが起きた時は、通っている高校の進路担当の先生に早めに相談しましょう。

問題が深刻化する前に適切な対応を取ることで、合格取り消しを回避できる可能性を高められます。

入学金を一括納入できない場合は合格は取り消されますか?

一括納入できない

基本的に期日までの入金が合格確定の条件となるので、一括納入できないと「未入金=辞退」とみなされる可能性があります。

ただし、経済的に事情がある場合は、猶予制度や免除制度を利用できるケースもあります。

これらにより、手続き期限に関わらず、一時的に納付を延期することが可能です。

ただし、制度の有無や内容は大学によって異なるので、早めに窓口に問い合わせるようにしましょう。

合格後にアルバイトを始めると合格取り消しになることはありますか?

アルバイトが合格取り消しの直接の原因になることはあまりまりませんが、法律や校則で禁止されている働き方をすると、合格が取り消しになる可能性があります。

具体的は以下のようなバイトです。

  • 闇バイト
  • 校則によって禁止されている内容のアルバイト
  • 深夜勤務
  • アルバイトによる極端な出席状況の悪化
  • 法律上18歳未満が働けないバイト

上記のようなアルバイトを行ってしまうと、そもそも高校を卒業することすら難しくなってしまいます。

停学や、場合によっては退学処分もあり得るでしょう。

闇バイトはそもそも犯罪なので、学校どうこうのレベルではなく、逮捕されてしまいます。

自分の将来が大きく変わってしまうため、アルバイトを始める時は安全性を見極めた上で応募するようにしましょう。

まとめ

まとめ

これまで、総合型選抜(旧AO入試)の合格取り消しについて解説しました。

今回取り上げた内容の中で、特に重要なポイントを以下にまとめました。

  • 総合型選抜(旧AO入試)合格後に取り消される可能性がある
  • 入学手続きが間に合わないと合格取り消しになるケースがある
  • 総合型選抜(旧AO入試)に合格した後もトラブルに巻き込まれないように生活することが大切
  • 専願でなければ総合型選抜(旧AO入試)合格後でも辞退できる
  • 総合型選抜(旧AO入試)で合格取り消しになった場合は別の大学を検討すべき

総合型選抜(旧AO入試)の合格取り消しのほとんどは、学生としての品位や行動が不適切な場合に発生します。

そのため、合格した後は勉強や英語検定取得の対策などを行い、トラブルに巻き込まれないよう注意することが大切です。

この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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