作成日: 2024/10/31 更新日:2024/10/31
総合型選抜のメリットとデメリットとは?向いている人の特徴と共に徹底解説
- 「総合型選抜のメリット・デメリットを教えてほしい」
- 「一般入試と総合型選抜入試のどちらを受けるのか悩んでいる」
- 「総合型選抜が自分に向いている入試なのかどうかを知りたい」
年々盛んになっている総合型選抜(旧AO入試)ですが、どんな入試なのか分からずに悩んでいる方は多くいます。そこで、本記事では、総合型選抜について主に以下の内容について解説します。
- 総合型選抜のメリット
- 総合型選抜のデメリット
- 他の入試形式との違い
- 向いている人の特徴
総合型選抜についてまったく知らない人でもわかるよう丁寧に解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!
この記事を書いた人
年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
- 1 総合型選抜(旧AO入試)の概要
- 2 総合型選抜(旧AO入試)のメリット
- 2-1 メリット①:一般受験に比べ、学力が低くても受かる可能性がある
- 2-2 メリット②:課外活動など、学力以外の面を評価してもらえる
- 2-3 メリット③:大学受験が早く終わる
- 2-4 メリット④準備の過程で、大学や大学卒業後に自分が何をやりたいのかを明確にできる
- 2-5 メリット⑤一般入試と併せて対策できればチャンスを増やすことができる
- 2-6 メリット⑥一般入試に比べて倍率が低いことが多い
- 3 総合型選抜(旧AO入試)のデメリット
- 3-1 デメリット①:受験校の数を増やしにくい
- 3-2 デメリット②:事前に合格可能性を予測しづらい
- 3-3 デメリット③:将来の目標が明確でないと合格しにくい
- 3-4 デメリット④:大学の授業についていくのが大変になりやすい
- 3-5 デメリット⑤:募集人数や合格者人数が少ない
- 3-6 デメリット⑥:大学・学部・学科ごとに選考方法が異なるのでややこしい
- 4 その他の大学入試との違い
- 5 この入試に向いている人と向いていない人
- 6 よくある質問とその質問に対する回答
- 6-1 専門学校にも総合型選抜はある?
- 6-2 総合型選抜は誰でも受かる?
- 6-3 総合型選抜に落ちたらどうする?
- 6-4 総合型選抜を受けるかどうか迷っていますがどうするべきでしょうか?
- 6-5 総合型選抜で合格するための対策のコツはありますか?
- 7 まとめ
総合型選抜(旧AO入試)の概要
総合型選抜は、以下をはじめとした複数の評価項目を確認する事で学生個々の特性や能力を総合的に評価されて合否が決める新しい形の大学入試形式です。
- 小論文などの筆記試験
- 評定平均
- 出席日数
- 英検スコア
- 3年間の活動実績
- 事前課題
- 面接
参考までに総合型選抜は、もともとはAO入試という名前で呼ばれていました。先ほど取り上げたように総合型選抜ではたくさんの項目が評価対象になります。
その中でも特に、以下の内容を魅力的な形で伝えられる能力が重視されます。
- 大学で何を学びたいのか
- 大学で学んだことを社会に出てどう活かしたいのか
- 大学で学ぶために高校でどのような経験を積んできたのか
総合型選抜は基本的に学力のみが評価されて合否が決める一般入試とは異なり、一人ひとりが自分の個性をアピールすることが求められる入試になっています。
総合型選抜(旧AO入試)のメリット
総合型選抜は数々のメリットがある入試形式です。主なメリットについてはまとめてみましたので、ご覧ください。
- メリット①:一般受験に比べ、学力が低くても受かる可能性がある
- メリット②:課外活動など、学力以外の面を評価してもらえる
- メリット③:大学受験が早く終わる
- メリット④:準備の過程で、大学や大学卒業後に自分が何をやりたいのかを明確にできる
- メリット⑤:一般入試と併せて対策できればチャンスを増やすことができる
- メリット⑥:一般入試に比べて倍率が低いことが多い
それぞれのポイントについて解説していきますので、参考にしてください。
メリット①:一般受験に比べ、学力が低くても受かる可能性がある
総合型選抜のメリットのひとつ目は、一般受験が苦手な人にとって有利な入試になる可能性があることです。
一般入試では学力試験の点数で合否が決定されますが、総合型選抜はそうではありません。
そのため、一般入試の受験科目で苦手科目がある場合や、志望大学の一般入試で必要とされる学力がない場合でも、他の強みを活かして合格する可能性があります。
メリット②:課外活動など、学力以外の面を評価してもらえる
冒頭でご紹介した通り、総合型選抜は学力以外の多様な能力や経験を評価して合否を決めます。特に以下の3点をはじめとした要素は他の受験生との違いをアピールしやすいので有利に働きやすいです。
- リーダーシップを発揮した経験
- 地域貢献活動
- スポーツでの実績
ただし、これらを大学にしっかりアピールするためには入念な書類作成や面接スキルの向上も必要となるため、総合型選抜の準備は十分に行いましょう。
メリット③:大学受験が早く終わる
総合型選抜の大きなメリットの一つに、選考時期が早い、という点が挙げられます。
一般入試は2月に行われることが多いですが、総合型選抜はそれよりも早い時期に行われることが多いです。
早期に合格が決まるため、大学入試によるストレスから早く解放されます。
それだけでなく、残りの高校生活を自分の好きなことをして過ごすことができます。
メリット④準備の過程で、大学や大学卒業後に自分が何をやりたいのかを明確にできる
総合型選抜では、出願時に志望理由書の提出を求められることが多いですし、面接時には志望理由が質問されることも多いです。
したがって、「なぜこの大学に入学したいのか」、「この大学に入学して何を勉強したいのか」を自分なりに言語化する必要があります。
志望理由を言語化する過程であなた自身がその大学に行く理由が明確になりますので、大学選びに失敗する可能性を低くできます。
メリット⑤一般入試と併せて対策できればチャンスを増やすことができる
総合型選抜と一般入試は併願することができます。
しかし、それぞれ対策すべき内容が異なるため、受験準備としてやらなければならないことが多くなります。
したがって、総合型選抜と一般入試を併願したい場合は早めに受験勉強や総合型選抜の準備を始めましょう。
メリット⑥一般入試に比べて倍率が低いことが多い
総合型選抜は始まったばかりの入試形式であり、まだまだ一般入試と比べて認知度が低いです。
そのため、同じ大学・学部・学科の一般入試と総合型選抜の倍率を比べると、総合型選抜のほうが倍率は低いことが多いです。
倍率が低いということは、競争が激しくないということです。これは総合型選抜の最大のメリットの1つになります。
総合型選抜(旧AO入試)のデメリット
総合型選抜にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。代表的な総合型選抜のデメリットの一例についてはまとめてみましたのでご覧下さい。
- デメリット①:受験校の数を増やしにくい
- デメリット②:事前に合格可能性を予測しづらい
- デメリット③:将来の目標が明確でないと合格しにくい
- デメリット④:大学の授業についていくのが大変になりやすい
- デメリット⑤:募集人数や合格者人数が少ない
- デメリット⑥:大学・学部・学科ごとに選考方法が異なるのでややこしい
それぞれのポイントについて解説していきますので参考にしてください。
デメリット①:受験校の数を増やしにくい
総合型選抜のデメリットの一つとして、「受験校の数を増やしにくい」、が挙げられます。
なぜならば、総合型選抜では募集要項に「専願」、「併願禁止」と記載されている場合があるからです。
これらの記載がある場合、併願戦略に制限がかかりますので受験校を増やしにくくなってしまうのです。
「自分は本当にその大学で学びたいのか」、「その大学で将来のビジョンが明確に描けるか」などをしっかりと考えて受験校を絞る必要があります。
ただし、併願を自由に認めている大学も少なくないため、募集要項を確認することで受験校を一般入試なみに多くすることも可能です。
デメリット②:事前に合格可能性を予測しづらい
一般入試の対策では、模試や過去問を活用して自分の合格可能性を知ることができます。
そして、それをもとに志望大学のレベルを上げたり、下げたりすることができます。
しかし、総合型選抜には模試がなく、過去問があったとしても採点が難しい場合がほとんどであるため、事前に自分の合格可能性を知ることが難しいです。
よって、対策の進み具合によっては志望校のランクを上げる・下げるという決断がしづらくなっています。
デメリット③:将来の目標が明確でないと合格しにくい
総合型選抜では書類や面接対策の完成度を高めるためには大学を卒業してからのビジョンを明確にしておく必要があります。
したがって、「とりあえず大学に進学しておこう」、「就職活動に有利らしいから〇〇大学に進学したいなぁ」というスタンスだと合格するのが難しいです。
デメリット④:大学の授業についていくのが大変になりやすい
一般入試と比べて、総合型選抜では入試における学力の重要度が異なります。
したがって、総合型選抜で合格した学生のほうが一般入試で合格した学生よりも学力が低いことが多いです。
学力が低いと、大学の授業に必要な知識がないせいで授業の内容がまったく分からなくなってしまったり、レポートを書くのに苦労をしてしまったりするケースがあります。
大学の授業についていけないと、単位をとることが難しくなるかもしれません。単位がとれないとなると、留年や退学になってしまう可能性もあります。
ただし、こうした事態は、大学入学後の努力で回避できます。
そのため、総合型選抜で志望校に合格した場合は、受験勉強終了後も大学入学後に必要となる学びを継続しておくことをおすすめします。
デメリット⑤:募集人数や合格者人数が少ない
総合型選抜では、一般入試と比べて学科ごとの募集人数が少なくなっているケースが多いです。
1つの学科の募集人数が5名前後である場合も多いため、倍率が大きく変動するケースもあります。
「低倍率なので合格しやすい」と思って受験した場合、思わぬ高倍率となり後悔してしまう可能性もあります。
受験校の倍率を調べることは大切ですが、倍率を受験する・しないを判断する際には重視しすぎないことをおすすめします。
デメリット⑥:大学・学部・学科ごとに選考方法が異なるのでややこしい
総合型選抜では、大学・学部・学科ごとに選抜方法が大きく異なります。
提出書類の内容や文字数、面接やプレゼンテーションの有無など試験内容が大きく異なります。
それだけでなく、出願資格も大学・学部・学科ごとに異なります。
例えばある入試では英検2級が必須だが、別の入試では英検はなくても受験できることがあります。
また、「スポーツの全国大会に出場経験がないと出願できない」、といった厳しい出願条件が設けられている入試もあります。
受験を希望する入試の出願条件や選考内容をしっかり確認して自分が受験できるのか、自分に向いている入試なのかを事前に判断するようにしましょう。
その他の大学入試との違い
総合型選抜とその他の大学入試形式の違いはどこにあるのでしょうか。ここでは、よく比較される以下の2つについて詳しく見ていきます。
- 総合型選抜と一般入試の違い
- 総合型選抜と学校推薦型選抜の違い
それぞれの詳細については解説していきます。
総合型選抜(旧AO入試)と一般入試の違い
総合型選抜(旧AO入試)と一般入試はいくつかの点で大きく異なります。大きな相違点についてはまとめてみましたので、ご覧ください。
項目 | 総合型選抜 | 一般入試 |
出願 | 出願条件が設定されるケースがある | 誰でも出願できる |
実施時期 | 9月~11月が主 | 2月が主 |
評価対象 | 多岐にわたる | 当日のテストのみ |
併願のしやすさ | しづらい場合がある | しやすい |
数値による合格可能性のしやすさ | 把握しづらい | 把握しやすい |
対策メソッド | まだあまり出回っていない | 広く出回っている |
同じ大学・学部・学科を受験する場合に必要な暗記の量 | 少ない | 多い |
こういった違いがあります。
「総合型と一般、どちらがよいですか?」という質問をよくされますが、これは、当日のテストの点数さえよければ合格させてくれるという一般受験の特徴をメリットと感じるかどうか、で判断して良いでしょう。
総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜の違い
総合型選抜と学校推薦型選抜は似ています。一般入試ほど大きな違いはありません。
とはいえ、若干の違いはあります。最も大きな違いについてはまとめてみましたので、ご覧下さい。
項目 | 総合型選抜 | 学校推薦型選抜 |
出願 | 出願条件を満たしていれば誰でも出願できる | 通っている高校から推薦された人だけが出願できる |
時期 | 9月~11月が多い | 11月が多い |
参考記事:公募推薦と総合型選抜の違いを詳しく解説
したがって、受験するかどうかを決める際は「総合型か学校推薦型か」ではなく受験形式ごとの出願条件・選考内容をみて判断するようにしてください。
この入試に向いている人と向いていない人
ここからは、これまで述べてきた総合型選抜の特徴を踏まえて、以下の2点について解説します。
- どんな人が総合型選抜に向いているのか
- どんな人は総合型選抜には向いていないのか
それぞれの詳細については1つずつ取り上げますので、ぜひご覧下さい。
向いている人の特徴
まずはじめに総合型選抜に向いている人の特徴を以下の表にまとめました。
特徴 | 理由 |
---|---|
大学で学びたいことが決まっている | 志望動機を書類や面接でアピールできる |
課外活動での実績がある | 活動実績を上手く活用すれば書類や面接で良い評価が狙える |
評定平均が高い | 出願できる入試が多い |
英検などの資格を持っている | 出願できる入試が多い |
どの入試形式で受験するかを迷っている人は、これらの特徴にいくつ当てはまっているかで考えるといいでしょう。
また、総合型選抜の対策を何からはじめたら良いかか分からない人は、これらの条件を満たすようにすることを心がけるといいでしょう。
向いていない人の特徴
次に総合型選抜に向いていない人の特徴を以下の表にまとめてみました。
特徴 | 理由 |
---|---|
その大学・学部・学科でなくてはならない | 書類や面接の点数が低くなります |
何かを頑張った経験がない | 自己アピールが弱くなる |
評定平均が低い | 出願できる入試が少ない |
他人との会話が極端に苦手 | 面接の評価が悪くなります |
文章を書くのが極端に苦手 | 提出書類や小論文で高評価が狙える |
あなたが総合型選抜を受けるかどうかを判断する際、これらに当てはまっていないかどうかを考えることは非常に重要です。
また、総合型選抜を受験する人がこうした特徴をもっている場合、それをなくすための努力をするか、一般入試に切り替えるかの判断をする必要があります。
よくある質問とその質問に対する回答
次に受験生が、総合型選抜(旧AO入試)について、よく抱く疑問や質問点を回答と共に列挙していきます。まずはじめに今回取り上げる具体的な質問を列挙しましたので、ご覧下さい。
- 専門学校にも総合型選抜はある?
- 総合型選抜は誰でも受かる?
- 総合型選抜に落ちたらどうする?
- 受けるかどうか迷っていますがどうするべきでしょうか?
- 総合型選抜で合格するための対策のコツはありますか?
それぞれの質問の詳細な内容と回答内容については1つずつ解説していきます。
専門学校にも総合型選抜はある?
専門学校にも総合型選抜は存在します。
大学だけでなく、専門学校でも総合的な能力を評価する入試方法として採用されています。
参考までに専門学校の総合型選抜の場合、一般的には専門的なスキルや知識、そしてその学科に対する情熱やモチベーションが重視されます。
専門学校の総合型選抜を受ける際は、具体的なスキルや知識をアピールすることが求められます。
総合型選抜は誰でも受かる?
総合型選抜は、筆記試験の成績だけではなく、個々の学生の特性や能力を総合的に評価する新たな選抜方法です。
しかし、これは「誰でも受かる」ことを意味するわけではありません。
総合型選抜では、自己PRや小論文、面接など、一般入試とは異なる能力が求められます。
また、その大学や学部に対する深い理解と情熱も必要とされます。
自分の強みや経験をうまくアピールできる人、そしてその大学での学びに真剣に取り組む意志がある人になることができれば、合格できる可能性が高くなります。
総合型選抜に落ちたらどうする?
総合型選抜(旧AO入試)に落ちた場合は、落ち込みすぎず、気持ちを切り替えて何らかの入試に再挑戦することが大切です。
出願を受け付けている大学の総合型選抜や公募推薦へ出願したり、一般入試へシフトしたりすることがおすすめです。
例えば、国士館大学の総合型選抜は1月でも出願が可能です。
また、自身の弱点を見つけるために失敗理由を分析することも重要です。
具体的には、書類・面接・小論文で「ここをもっとこうすればよかった」といった点について、考えるようにしましょう。
加えて、再度別の大学の総合型選抜の入試を受ける場合は、出願書類の作成に十分な時間を割くことが重要です。
参考記事:主な出願書類の種類と書類選考で落ちる原因を解説
総合型選抜を受けるかどうか迷っていますがどうするべきでしょうか?
総合型選抜を受けるべきかどうか迷っている際には、以下のポイントを考慮して合格の見込みがあるかを考えた上で、決めてください。
- 自分に強みがあるか
- 面接や小論文に自信があるか
- 学力試験以外の評価方法に魅力を感じるか
それぞれの点について少し解説していきます。
強みがある人にとっては有利な試験である
自分に強みがあると感じられる人は総合型選抜が向いています。なぜなら、総合型選抜では、自分の強みや特技をアピールすることが重要だからです。
何に情熱を持ち、どんな経験を積んできたかを明確にできる人は総合型選抜の受験を検討すべきでしょう。
面接や小論文の対策に自信がある人にぴったり
総合型選抜では、面接や小論文が重要な評価項目となります。そのため、これらに自信がある人は総合型選抜の受験を検討した方がよい試験になります。
要するに、学力試験だけでない多角的に評価に魅力を感じるなら、総合型選抜が向いているといえます。
総合型選抜で合格するための対策のコツはありますか?
次に総合型選抜で合格するための対策のコツを紹介します。総合型選抜で合格を勝ち取るために心がけたいポイントは以下にて一欄にしてみましたので、ご覧ください。
対策のポイント | 補足説明 |
---|---|
志望理由や自己PRを書いたら必ず誰かに読んでもらい感想と改善のためのアドバイスをもらう。 | まず書いた文章は必ず誰かに添削してもらってください。完成度が間違いなく上がります。 |
面接練習を繰り返し行う | 面接練習を繰り返すことで、話す内容や表情、姿勢、声のトーンなど様々な点が改善していきます。 |
面接の想定問答集を作成する | 面接の想定問答集を作成しておくと当日に質の高い回答がしやすいです。 |
なるべく早く対策に着手する | 早めに対策に着手することで、有利になる課外活動をしたり評定平均や英検のスコアを高めたりできます。 |
オープンキャンパスに参加する | オープンキャンパスに行くことで自分ならではの志望理由が書きやすくなります。 |
上記の5点を心掛ければ、志望校の合格に近づくはずです。ぜひ実践しましょう。
まとめ
本記事では、総合型選抜のメリットやデメリットについて解説してきました。
ここまでの内容の振り返りとして本記事で取り上げた内容の中で特に重要なポイントを下記にまとめていますので、再度ご確認ください。
- 総合型選抜は、一般入試に比べると学力が低くても受かる可能性がある
- 総合型選抜は、課外活動など、学力以外の面も評価してもらえる入試である
- 総合型選抜は、一般入試に比べて倍率が低いことが多い
- 総合型選抜は、準備の過程でなんのために大学に進むのかを明確にできる入試である
改めての話になりますが、総合型選抜はメリットがたくさんある入試形式です。
しかし、それは総合型選抜が楽な入試であることを意味しません。きちんとした準備や対策が求められます。
それを踏まえて、ぜひ総合型選抜への挑戦を検討してください。
この記事を書いた人
竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。