作成日: 2024/10/24 更新日:2024/10/25
大学の総合型選抜(旧AO入試)のエントリーとは?出願との違いや目安の登録時期と共に解説
総合型選抜では出願に先立ってエントリーを行うことを求められる場合があります。
しかし、エントリーでやる事や出願との違いなどについてはよく理解していない受験生も多いです。
そこで、本記事では総合型選抜で重要なエントリーにおいて、以下のことについて解説します。
- 総合型選抜のエントリーとは何か
- 出願との違い
- 総合型選抜でエントリーを行う時期と方法
- 登録をする際に求められる準備
- エントリーを成功させるためのポイント
- よくある質問とその回答
以上のような事について詳しく解説していきますので、是非最後までお付き合い下さい。
この記事を書いた人
年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
- 1 総合型選抜のエントリーとは何か
- 2 総合型選抜のエントリーで行うこと
- 3 意外と知らない出願との違い
- 4 一般的な申請のタイミング
- 5 総合型選抜のエントリー方法
- 6 応募申請時に必要になる代表的な事前準備
- 7 総合型選抜のエントリーを成功させるポイント
- 8 よくある質問とその回答
- 8-1 いつからエントリーの準備を始めたらいいの?
- 8-2 私立大学と国公立大学のエントリー期間の違いは?
- 8-3 公募推薦入試や一般入試でもエントリーは必要なの?
- 8-4 エントリーする大学はどうやって選んだらいいの?
- 8-5 何校くらいにエントリーすればいい?
- 8-6 エントリーをする際に何か条件があるの?
- 8-7 総合型選抜でエントリーの段階で不合格になったらどうすればいいの?
- 9 今回の内容のまとめ
総合型選抜のエントリーとは何か
総合型選抜のエントリーとは、総合型選抜入試を受験する際に一番初めに行う手続きのことです。
具体的には、オンラインや郵送であなたの個人情報や志望理由などの指定された内容が含まれた情報を大学に送ることを指します。
エントリーの必要性や定められる条件は各大学でバラバラ
多くの総合型選抜入試において出願の前にエントリーすることが受験生に課されています。
ただし、出願の前にエントリーをする必要があるかどうかやエントリーの締切日、エントリーの際に入力が必要な情報は入試によって異なります。
加えてエントリーをする際の条件として、オープンキャンパスなどの大学が開催するイベントへの参加が定められているケースもあります。
以上のように、総合型選抜入試におけるエントリーは大学・学部・学科によって大きく異なります。
そのため、あなたが志望する大学・学部・学科の募集要項を必ず確認しましょう。
総合型選抜におけるエントリーの存在意義
次に大学側が出願に先立って受験生にエントリーを課す目的について解説します。
エントリーを課す目的を解説する前に大前提としてご理解頂きたいのは、総合型選抜に出願する際には、調査書、志望理由書など多くの書類を大学に提出することになります。
各書類は当然、大学側が確認することになります。そのため、大学側が行う書類審査にもかなりの労力がかかることになりますので、以下のような意図で出願に先立ってエントリーを課すことがあるのです。
- どのくらいの人数の受験生が出願するのかを前もって知っておきたい
- 出願より前に選抜を行って出願する受験生の数を絞りたい
- 意欲の高い受験生の出願書類だけを書類審査したい
エントリーが必要な総合型選抜の場合、エントリーをしないと出願ができないことがほとんどです。そのため、エントリーのし忘れがないように気をつけてください。
参考記事:出願時に求められる代表的な書類一覧を解説
総合型選抜のエントリーで行うこと
エントリーが課されている総合型選抜入試の場合、まずはエントリーすることから入試が始まります。
そのため、大学の公式ウェブサイトに掲載されている募集要項でエントリーに関する情報を必ず確認しましょう。
具体的なエントリーの仕方や流れは各大学・学部・学科で多少変わる事がありますが、これからご紹介する2つは事前に念頭においてください。
①エントリーは通常オンラインで行います
氏名・住所・通っている高校名などの個人情報を入力するだけのエントリーもありますし、志望理由や自己PRを書く必要があるエントリーもあります。
事前にエントリーの内容を把握しておき、準備をしてから実際のエントリーに臨むようにしてください。
②入試によってはエントリーから書類選考が行われます
エントリーの際に行われる書類選考に通過できないと出願することすらできません。つまり不合格が確定ということになります。
そのため、エントリー時に大学へ送る書類は万全の準備をして完成度を高めてください。
加えて書類選考がない場合でも、エントリーの際に記入した内容に基づいて面接の質問が行われたり、エントリー時の記載内容が合否を決める際の判断材料の1つにされたりすることもあります。そのため、完成度には必ずこだわってください。
意外と知らない出願との違い
総合型選抜におけるエントリーと出願は似ていますが、いくつかの違いがあります。主な違いについてはまとめてみましたのでご覧ください。
- エントリーは無料で行えるが、出願には費用がかかる
- エントリーで提出する書類は少なく、出願ではより多くの提出書類が必要
*総合型選抜の詳細は大学・学部・学科ごとに千差万別であるため上記の違いが当てはまらない入試もあります。
以上の2つの違いの詳細についてはこれから簡単に解説します。
無料か有料か
エントリーは無料で行えることが一般的ですが、出願には費用がかかります。
というのも、出願は正式な受験プロセスの一部であるため、出願するには受験料を支払う必要があります。そのため、出願には通常お金がかかることを押さえておきましょう。
一方でエントリーは通常は無料で行えますので、少しでも興味があると思った大学・学部・学科にはエントリーをしておくことをおすすめします。
その後、スケジュールや選考内容など様々な情報を総合してエントリーした入試のなかから出願する入試を選びましょう。
提出書類の種類や数
エントリーは簡単な個人情報の入力や自己PR、志望理由などの記入が中心であることがほとんどです。
一方で出願の際には高校が発行する調査書などが必要とされ、書類の数が増えます。
そもそも出願とは何か
この記事はエントリーがメインの記事なのでまだ出願についてはあまり詳しく説明していません。
しかし、エントリーと出願の違いを理解するためには出願についても知っておく必要があります。
そこで、ここでは出願とは何か、について説明します。
ある入試への出願とは、志望大学が設定した期間内に必要な書類の提出や受験料の支払いなど定められた行動をとることでその入試に正式に申し込む手続きをとることです。
出願が大学に受理されると、その入試の正式な選考プロセスが始まります。
上記の内容を前提に、改めて総合型選抜におけるエントリーに話を戻します。
一般的な申請のタイミング
総合型選抜のエントリーは、大学が定めた期間内にする必要があります。
これは、一般的には高校3年生の6月から8月頃であることが多いです。ただし、入試によってエントリーできるタイミングは異なりますので志望校の募集要項を確認することが重要です。
エントリー前後の総合型選抜のスケジュール
エントリーのスケジュールは各大学で異なりますが、ほとんどの大学では、6月頃にその年の入試の募集要項を公表します。
6月頃にその年の募集要項を公表した後のスケジュールは、以下のどれに該当するかで大きく変わります。
- 募集要項公表後すぐにエントリー期間に入る入試
- 夏休みが始まった頃にエントリー期間が始まる入試
- 夏休みのオープンキャンパスや説明会でエントリーを受け付ける入試
- そもそもエントリーの必要がない入試
具体的なスケジュールについては、志望校の最新の募集要項を確認するのが一番です。
なお、最新の募集要項が公表されていないタイミングでも、前年度の募集要項を通して受験を希望している入試のスケジュールをチェックすれば、大枠のスケジュールはわかるはずです。
エントリー後、出願をするタイミング
エントリー期間が終了した9月頃から総合型選抜入試の出願が始まります。
出願書類が多岐にわたるので、出願はエントリーに比べて準備に多くの時間を要します。
そのため、エントリーが終わったらすぐに出願書類の準備に取り掛かりましょう。余裕を持ったスケジュールにすることで書類を仕上げる時間を確保できます。
参考記事:一般的な受験日程と最適な対策開始時期の目安
総合型選抜のエントリーに関する注意事項
繰り返しになりますが、総合型選抜にエントリーできる期間は大学によって異なります。
そのため、エントリーを予定している入試の募集要項でエントリーできる期間を確認しておくことが重要です。
入試のなかにはエントリーの期間が短いものもあります。その期間を逃してしまうと出願できないことになりますので注意してください。
加えて受験を検討している多くの入試のエントリーが特定の時期に集中する場合は、その時期にエントリーに必要な作業に追われる可能性があります。
そのため、早めにエントリー期間を確認し、余裕を持って準備を始めましょう。
余裕を持ったスケジュールだと心にも余裕が生じて誤字・脱字が減り、書類の完成度を高めるための時間も確保できます。
参考までになりますが、エントリーが締め切られるタイミングは締切日の深夜ではなく、午前中や正午に設定されている場合もあります。
そのため、エントリー期間を把握する際は、日付だけでなく時間も確認しておきましょう。加えてできる事であれば、締切日にエントリーをするのは避けましょう。
総合型選抜のエントリー方法
次に総合型選抜のエントリー方法を以下にてまとめてみましたのでご覧ください。
- 志望する入試の募集要項を確認し、エントリー期間や必要な書類を把握する
- エントリー忘れが生じないよう、エントリーのスケジュールを決める
- エントリーシートを作成する(必要な場合のみ)
- エントリーシートと必要な書類を揃えてエントリーを行う
通常のエントリーの方法は上記の通りですが、いくつか補足をします。
エントリーはオンラインで完結する入試がほとんどです。加えてエントリーシートに書く内容は、自己PRや志望理由、大学での学習計画などであることがほとんどです。
書く分量は多くないケースも少なくありませんが、エントリーシートに書いた内容を元に書類選考が行われることがありますので手を抜かずに書きましょう。
参考記事:この出願資料に関する特集ページ
応募申請時に必要になる代表的な事前準備
総合型選抜のエントリーに必要な準備は主に以下の2つです。
- 出願資格の有無を確認する
- エントリーの際に記載が必要な内容を確認する
それぞれについて解説します。
出願資格の有無を確認する
受験を検討している入試の募集要項をその入試を実施する大学のウェブサイトから入手してください。
そこには出願資格が記載されています。そのため、記載されている出願資格を満たしているかどうかの確認をしてください。
あなたがその出願資格を満たしている場合は、その入試にエントリーして大丈夫です。
一方でもしあなたが出願資格を満たしていない場合は、エントリーはできたとしてもその先に進むことができません。
エントリーに費やした時間が無駄になってしまいますので、その入試へのエントリーはせず他の入試へのエントリーや出願を検討してください。
自分が出願資格を満たしているかどうか分からない場合は、大学の入試問い合わせ窓口に直接問い合わせて確認することもできます。
エントリーの際に記載が必要な内容を確認する
次に、エントリーに記載が必要な内容を確認します。
志望理由、自己PR、学業成績などエントリーの際に記載が必要な内容は入試ごとに異なります。
記載しなければならない項目の数や書かなければならない文字数が多ければ用意や作成に時間がかかるので、準備には十分な時間を確保しましょう。
総合型選抜のエントリーを成功させるポイント
総合型選抜のエントリーを成功させるためのポイントは、以下の3つです。
- 志望する大学・学部・学科の情報を徹底的に収集する
- オープンキャンパスや説明会に積極的に参加する
- 大学・学部・学科のアドミッション・ポリシーを踏まえて書類を作成する
上記の3つのポイントを確実に押さえ、総合型選抜のエントリーを成功させることが重要になります。それぞれの特徴についてはこれから1つずつ解説していきます。
志望する大学・学部・学科の情報を徹底的に収集する
志望する大学・学部・学科の情報を収集するためには、大学のウェブサイトを活用して各学部のカリキュラムや特色、教員の専門分野等の確認が必要です。
また、学部・学科ごとに独自のウェブサイトを用意している場合もありますのでそちらも確認しておきましょう。
志望する学部・学科が定まった場合はその分野の主な研究内容や社会的意義などについて学んでおくことも非常に重要です。
大学が発信している情報だけではなく、塾などがウェブサイトに掲載しているブログ記事を活用して各大学・学部・学科への理解を深めることもできます。
SNSやインターネットの口コミ情報を参考にすることもできますが、それらはあくまでも個人の感想であることが多いということに留意してください。
また、そもそも匿名の発信者から発信されている情報はその真偽が疑わしいものであると心得てください。
オープンキャンパスや説明会に積極的に参加する
大学は夏休みを中心に、オープンキャンパスや説明会など様々なイベントを開催します。
大学の雰囲気を感じられる上に生徒や教授に質問できる
こうしたイベントでは、志望大学・学部・学科があなたの行きたいと思えるところかどうかを判断する際に重要になる情報を得ることができます。
現に大学が開催するオープンキャンパスや説明会等のイベントに参加をすれば、大学や学部の雰囲気を直接感じることができます。
しかも大学の先生方や現役の大学生と直接交流する機会が設けられているイベントも多いです。こうした機会を利用して生の声を聞いたり、抱いている疑問点を質問すればあなた自身の疑問や不安が解消される可能性があります。
授業の体験や入試の対策に役立つワークショップにも参加できる
大学が開催するイベントでは、模擬授業を行うことも多いです。
あなたが学びたいと思っている分野の授業を体験することは、具体的な学習目標を設定するきっかけにもなります。
しかも、エントリーシートの書き方や面接対策など、入試対策に直接的に役に立つワークショップが開催される場合もあります。
受験対策に必要な情報がたくさん得られる貴重な機会ですので、そういった催しが開催される場合は必ず参加してください。
以上のように大学が開催するイベントに参加することは志望する大学・学部・学科に詳しくなれることに加えて合格に繋がる貴重な情報を得ることができます。
そのため、志望する大学が開催するイベントには積極的に参加しましょう。
参考記事:大学が開催するオープンスクールとは?
大学・学部・学科のアドミッション・ポリシーを踏まえて書類を作成する
それぞれの大学・学部・学科はアドミッション・ポリシーを公開しています。
アドミッション・ポリシーとは、どのような学生に入学してほしいかを文章化したものです。
したがって、総合型選抜の書類選考ではその書類の種類を問わずあなたがアドミッション・ポリシーに合致した人物であることをアピールすることが最優先となります。
そのため、高校3年間の活動で発揮されたあなたの個性や特徴や、得た学びや気付きをアピールする際のエピソードの選定やどの個性・特徴をアピールするかを選定する際には、必ずアドミッション・ポリシーを確認した上でアドミッション・ポリシーに即したものを選ぶのが大切です。
参考記事:このポリシーに関する特集ページ
よくある質問とその回答
次に受験生からいただくことの多いエントリーに関する質問とそれへの回答を紹介します。
いつからエントリーの準備を始めたらいいの?
エントリーの準備は、志望校の募集要項が公表されたタイミングで始めましょう。
具体的には、受験する年度の6月が多いです。
募集要項に目を通すことでエントリー期間やエントリー時に必要な書類などを把握してエントリーの準備を開始しましょう。
私立大学と国公立大学のエントリー期間の違いは?
一般的な傾向として私立大学のほうがエントリー開始時期は早く、国公立大学は遅いです。
というのも、私立大学のエントリーは6月頃に開始されることが多いです。その一方で、国公立大学のエントリーは秋頃からということもあります。
ただし、私立大学の入試のなかには2期入試・3期入試を行うものもあります。そういった場合、1月頃までエントリーができる入試もあります。
以上のようにエントリー期間はどの大学・学部・学科のどの入試を受けるかによって大きく変わります。そのため、具体的な日程は各入試の募集要項で必ず確認してください。
公募推薦入試や一般入試でもエントリーは必要なの?
公募推薦入試や一般入試ではエントリーは不要です。
公募推薦入試の場合は、エントリーの代わりに学校からの推薦を得ることが出願条件となります。
一般入試は高校を卒業見込みまたは既に高校を卒業していれば誰でも出願できます。
エントリーする大学はどうやって選んだらいいの?
エントリーする大学を選ぶ際は、以下の4つの観点を意識しましょう。
- 自己分析を行い、学びたい専門分野や将来のキャリアパスに合う大学を見つける
- 大学の評判やランキングを参考にしつつ、自分にあった学習環境を探す
- キャンパスライフや学生サポートの充実度を確認し、必要なサポートが得られるかどうかを確認する
- 自分の実力と大学のレベルを見極め、合格する可能性のある大学を選ぶ
自己分析をした上で評判などを確認して受験先を絞り込む
まずは自己分析を行い、自分の学びたい専門分野や将来のキャリアパスに合う大学を見つけましょう。
その後、大学の評判やランキングを参考にしつつ候補を絞りましょう。
ただし、ランキングだけに頼らず、自分にとって重要なポイントも踏まえて大学を選ぶことが大切です。
例えば、自宅から通えるかどうかや少人数講義が充実しているかといったポイントを重視した大学選びが考えられます。
各大学のサポート環境の確認し、オープンキャンパス等にも参加する
加えて、入学後の就職支援、留学プログラムなどの自分にとって必要なサポートが得られる体制が整っているかどうかも確認しましょう。
そのためにオープンキャンパスや説明会には積極的に参加することが欠かせません。
最後にあなた自身の実力を考慮し、合格する可能性があるかどうかの確認をすることも重要です。
何校くらいにエントリーすればいい?
エントリーすべき入試の数はあなたが置かれている状況によって左右されますが、一般的には5校前後が目安となります。
それより多くても構いません。
エントリーは無料でできますので、気になった入試にはとりあえずエントリーをしておいて、その後出願する入試を3校前後に絞り込むようにしてください。
ただし、エントリーする入試の数があまりにも多すぎるとエントリー作業に時間が取られます。その結果として、定期テストの対策、英検の対策、小論文おn対策、面接の対策などに割く時間がなくなってしまう可能性もあります。
そのため、エントリーに忙殺されて受験対策が疎かになることは避けましょう。
エントリーをする際に何か条件があるの?
総合型選抜のエントリーには、以下のような条件が設定される場合があります。
- 専願である(合格したら必ず入学する)
- 期日内に必要な情報を提出できる
総合型選抜では併願ができる入試も多いですが、「合格したら入学することを確約することができる者しか受験できない」とする入試も多いです。
そのため、滑り止めの大学・学部・学科の入試にエントリーする場合は募集要項を確認して併願が可能かどうかを確認してください。
エントリーの際には期日内に必要な情報を書類またはオンラインで提出することが求められます。
遅れてしまうとエントリーできませんので注意してください。
エントリーの期日やエントリーの際に送ることが必要な情報も募集要項で確認してください。
参考記事:複数の大学に出願する際の留意点を解説
総合型選抜でエントリーの段階で不合格になったらどうすればいいの?
総合型選抜でエントリーして不合格になった場合、まずはエントリーシートの内容を振り返り、何が不合格の要因となったのかを分析しましょう。
このとき、学校の先生やご両親、塾の先生などからアドバイスをもらうことも有効です。
次に、一般入試など他の選抜方法を検討するか、他の総合型選抜入試へのエントリーをするかを考えましょう。
Ⅱ期入試やⅢ期入試を行っている大学は不合格後に同じ学部・学科に再エントリーが可能です。
重要なのは、不合格の原因を踏まえて自分に合った大学や入試を選び直すことです。
参考記事:Ⅰ期とⅡ期の入試の違いとは
今回の内容のまとめ
本記事では総合型選抜のエントリーについて詳しく解説しました。以下にて今回の記事の要点をまとめます。
- エントリーが必要な入試ではエントリーをしないと出願ができない
- 出願には費用がかかるが、エントリーは無料でできることがほとんど
- エントリーは出願と比べると必要な書類が少ないことが多い
- エントリーは高校3年生の6月~8月に行うことが多い
- エントリーはオンラインで必要事項をフォームに入力して行うことが多い
- エントリー内容が書類選考や面接で評価されることもあるので丁寧に準備する
- エントリーの有無や期日などの情報はその入試の募集要項で確認する
この記事を参考にしてあなたが総合型選抜入試のエントリーを理解し、受験対策の一助としていただければ幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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この記事を書いた人
竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。